第1回　「“今”を奪え：瞬発トレンド狩りで月100万円を超える術」

「なぜ、あの人の投稿だけが“熱”を独占するのか？」

あなたは一度でも、イベントやニュースをリアルタイムで追いながら、「自分が最初に情報を出せたら…」と思ったことはないだろうか。

私はそれを体験した。あの日、Xで“たった一つの投稿”を60秒以内に投げた瞬間、通知が雪崩のように押し寄せ、アカウントの景色が一変したのだ。

結論から言おう。

トレンドの“熱”は一瞬で消える。しかし、その熱を「Xで一次情報化」し「IGライブで裏側を流す」二刀流を組み合わせた者だけが、熱を掌握し、信頼と収益に変えることができる。

多くの人はSNSで「毎日コツコツ投稿すればフォロワーが増える」と信じている。もちろんそれは間違いではない。だが、それは“平時の戦略”にすぎない。本当に資産になるのは、大衆が最も求める瞬間に現場の声を奪い取る力だ。これが「瞬発トレンド狩り」だ。

ここで強調したいのは、“二刀流”の本質である。

X：速報性。一次情報を最速で流すことで「この人から情報を追えば間違いない」と思わせる。
IGライブ：滞在時間。裏側や補足をリアルタイムで語ることで「信頼できる声」として根付く。

私はこれを初めて試したとき、フォロワー数はわずか3,000。だが大型イベントの初日に、この二刀流を実践しただけで、翌日にはフォロワーが1万人を突破した。広告も使っていない。アルゴリズムを殴ったわけでもない。単に「熱い瞬間」を奪い、信頼に変えただけだ。

そして気づいたのは、トレンドは“継続力”ではなく“刹那の爆発力”を持つ者にこそ富を与えるということだ。

あなたが今どんな規模であっても、熱を奪えば市場は一気にひっくり返る。

ここまで読んで「でも、自分にはそんな瞬間を捉える力はない」と思ったかもしれない。だが心配はいらない。これから具体的に、どのようにX Proで監視し、どうやって60秒以内で要点を切り出し、IGライブで「滞在時間」を引き延ばすか。その一連の流れを体系化して解説していく。

私が失敗を繰り返し、何度も空回りした中でようやく掴んだ「実務の型」を、次回から一つずつ明かしていこう。

あなたが次にトレンドに出会ったとき、その瞬間を逃さずに“奪える”ようにするために。

第2回　「60秒の魔術：実況オペレーションの全貌」

「60秒以内にポストする」——この制約が、すべてを変える。

なぜなら、人々が一番欲しているのは「最初の声」だからだ。最速の一次情報は、内容が完璧でなくても人の目と耳をさらっていく。逆に3分遅れれば、もうあなたの声は霞んでしまう。

私が最初にこの“実況オペレーション”を実践したとき、手は震えていた。イベントの基調講演、壇上に登場した瞬間をどう切り取るか。考えている余裕はなかった。だが、たった一枚の写真と「登壇者が最初に口にしたフレーズ」を即座にポストした。それがトリガーだった。通知が鳴り止まなくなり、フォロワーが一気に倍増したのだ。

ここで重要なのは「何を出すか」ではなく「どう準備するか」だ。実況は偶然の産物ではない。以下が私がたどり着いた“型”だ。

事前の仕込み

X Proの監視カラム化：イベント名、登壇者名、公式ハッシュタグを複数カラムにセット。つまり「どこで火がつくか」を事前に見える化する。
ショートメモの準備：あらかじめ「要点」「写真」「一言まとめ」のテンプレを作成。空欄を埋めるだけで投稿できる状態にしておく。

当日の60秒ルール

登壇シーンや会場の空気を写真で切り取る。
発言や雰囲気から「最初の要点」を一句で表す。
60秒以内にポストし、ハッシュタグとともに即拡散。

ここでポイントなのは、「情報の完全性」よりも「即時性」が価値を生むということだ。完璧にまとめたノートは翌日の記事にすればいい。今必要なのは“瞬間の熱”を奪うこと。

IGライブで“裏側”を伸ばす

Xで流した一次情報を、そのまま15分のライブに繋げる。

私は「要点3つ＋結論2つ」という型を使っている。つまり、

要点：今日の登壇者が語った核心
要点：会場で実際に見えた空気
要点：参加者の反応や肌感
結論：ここから何が変わるのか
結論：フォロワーが次に取るべき行動

このフォーマットを守ると、ライブが“雑談”ではなく“価値のある解説”になる。そして、ライブ終了後には必ずリールやカロセルに編集し、アーカイブ資産として回す。

私はこれを続けることで、IGライブの平均視聴時間は5分を超え、保存率は20%を突破した。これは数字上でも強烈な武器になる。

——結局、実況オペレーションとは「偶然を準備で必然に変える作業」だ。

誰よりも早く、誰よりも整理された言葉で、誰よりも信頼を持って語る。その姿勢こそが“今を奪う者”の正体なのだ。