こんにちは、goro_yattemiyoです！

「SUNOプロンプト大辞典２」へようこそ。

この巻では、ボーカル編以降の実践プロンプトたちをまとめています。

ボーカルの細かい指定や、テンポ設定、歌詞入力、パフォーマンスタグまで——

よりリアルで狙い通りの曲を作るための、

ちょっとマニアックだけど超使える知識をぎゅっと詰め込みました。

探したいときは、目次や章タイトルからサクッと検索して使ってください！

1巻と組み合わせれば、あなたのSunoプロンプトはもう無敵です。

それじゃ、音楽の世界をもっと自由に楽しんでいきましょう！

検索はブラウザの機能とか、Ctrl＋Fなどで検索してくださいね！

目次など活用して、気になるところからどんどん拾って、

自分だけの最高のプロンプトを組み立ててください！

今回は、購入特典として、【応用編｜プロンプト設計テクニック集】をお付けします！

役に立った！と思った方、応援していただけるかた！

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よろしくお願いします(*'▽')

それじゃ、いってらっしゃい！

【ボーカル指定編】

【ボーカル指定とは】

ボーカル指定（Vocal Specification）とは、楽曲における歌声の有無・性別・声質・人数構成を具体的に指示することを指します。Sunoでは、ボーカルのあり方を明確に伝えることで、曲の仕上がりが格段に意図に近づきます。

特に「インストゥルメンタル曲」か「ボーカルあり曲」かの区別は、必ず明示することが推奨されます。

【ボーカル指定パターンリスト】

| ボーカルタイプ | 説明 | 例 |

| Female Vocal | 女性ボーカル。柔らかさ、繊細さ、力強さを表現。 | Adele, Aimer |
| Male Vocal | 男性ボーカル。力強さ、深み、やさしさを表現。 | Ed Sheeran, Kenshi Yonezu |
| Duet (Male & Female) | 男女ペアによるデュエット形式。掛け合いや調和が魅力。 | Shawn Mendes & Camila Cabello |
| Choir | 複数人による合唱隊。壮大な響き、荘厳な雰囲気を演出。 | Gospel, Epic Soundtracks |
| Childlike Voice | 少年・少女のような幼い声質。無垢さ、儚さの演出に。 | Anime songs, Fantasy themes |
| Deep Mature Voice | 落ち着きと渋みのある大人の声。重厚感と安心感。 | Jazz standards, Ballads |
| Whispery Vocal | 囁くようなソフトな歌声。ドリーミー・ミステリアス向き。 | Lo-fi, Chillwave |
| Powerful Vocal | 高音で力強く伸びる歌声。エモーショナルな楽曲に適合。 | Rock Ballad, Power Pop |
| Instrumental | 歌なし。楽器演奏のみで構成される楽曲。 | Background Music, Ambient |

【ボーカル指定のテクニック】

性別だけでなく声質も指示する
例：「Female vocal, whispery tone」など、声のニュアンスを添えるとより正確に伝わる。
ボーカル無しの場合は必ず "Instrumental" と明記する
指定しないと自動でボーカル入りになりやすい。
デュエット指定はストーリー性を持たせやすい
恋愛、別れ、絆を表現したい時に効果的。
子ども声指定で幻想的・童話的な世界観も演出できる
合唱隊（Choir）指定で荘厳なサウンドに仕上げる
特に映画音楽・ファンタジー系に適合。

【プロンプト例：ボーカル指定活用】

例1：女性シンガーによる切ない別れの歌

Melancholic J-pop ballad, slow tempo, featuring acoustic guitar and piano, female vocal in Japanese, about saying goodbye after a long summer.

例2：男女デュエットのラブソング

Romantic pop duet, medium tempo, featuring soft synths and acoustic guitar, male and female vocals in English, singing about finding love under the stars.

例3：インストゥルメンタルの幻想世界

Dreamy ambient instrumental track, slow tempo, featuring soft synth layers and gentle rain sounds, no vocals.

【テンポ指定編】

【テンポ指定とは】

テンポ（Tempo）とは、楽曲の速さ・リズム感を示す要素です。Sunoではテンポを明確に指定することで、曲の雰囲気・エネルギー感・身体的なノリが大きく変わります。

速すぎるテンポはスリリングで緊張感を生み、遅いテンポは叙情性や落ち着き、重厚感を演出します。ジャンルやムードと合わせて、適切なテンポを設定することが非常に重要です。

【テンポ指定の方法】

| 指定方法 | 説明 | 使用例 |
|:--|:--|:--|
| 数値指定（BPM） | Beats Per Minute（1分間の拍数）を明示する | 90 BPM, 120 BPM |
| Slow Tempo | ゆったりしたペース | Ballad, Chillout |
| Medium Tempo | 標準的な速さ | Pop, R&B |
| Fast Tempo | 活発でスピード感のあるリズム | Rock, EDM |
| Very Slow / Very Fast | 極端な遅さ・速さを演出する | Doom Metal, Hardcore EDM |
| Classical用語（任意） | Allegro（速く）、Adagio（遅く）など音楽用語を使用 | Allegro, Andante |

【BPMの目安とジャンル例】

| テンポ範囲 | 代表ジャンル |
|:--|:--|
| 40〜60 BPM (Very Slow) | Ambient, Funeral Doom |
| 60〜80 BPM (Slow) | Ballad, Soul |
| 80〜110 BPM (Medium) | Pop, Hip Hop |
| 110〜140 BPM (Fast) | Rock, Dance Pop, EDM |
| 140〜200 BPM (Very Fast) | Hardcore Techno, Speed Metal |

【テンポ設定のテクニック】

ムードとの整合性を重視する
例：Nostalgic→Slow to Medium Tempo、Energetic→Fast Tempo
あえてギャップを狙う手法もある
例：悲しい歌詞にアップテンポなビート（ポジティブな錯覚を生む）
テンポ設定がないとAIが勝手に決めるため、不安定になりやすい
特にダンス系やバラード系は明確に指定すべき！
数値と表現をセットにするとなお良い
例：「Upbeat pop song, 120 BPM」など

【プロンプト例：テンポ指定活用】

例1：スローな失恋バラード

Emotional J-pop ballad, slow tempo (~70 BPM), featuring piano and strings, female vocal in Japanese, about heartbreak.

例2：高速エネルギーロック

Energetic punk rock song, fast tempo (~160 BPM), featuring distorted guitars and male vocals, singing about youth rebellion.

【歌詞入力編】

【歌詞入力とは】

歌詞入力とは、Sunoに生成してもらう楽曲に対して、歌詞テキストを直接与える作業を指します。歌詞をあらかじめ用意することで、より具体的なストーリー性やテーマを持った曲を作ることができます。

歌詞入力は、単に曲調を決めるだけでなく、メロディラインや曲の構成そのものに影響を与える重要な工程です。

【歌詞入力の基本ルール】

| 項目 | 内容 |
|:--|:--|
| 対応言語 | 英語、日本語（その他言語も可だが英語推奨） |
| 構成タグ | [Verse] [Chorus] [Bridge] [Outro] などを使うと曲構成が明確に伝わる |
| 文字数目安 | 短すぎず、長すぎず。目安は50〜150単語程度 |
| 詩的な表現 | 抽象的すぎず、イメージしやすい言葉を選ぶ |
| リズム感 | ある程度のリズム・音節数を意識して書くと自然なメロディになりやすい |

【歌詞構成タグの使用例】

[Verse 1]
I walk alone under neon skies
Chasing dreams I can't define

[Chorus]
Shine on me, my endless night
Hold my dreams within your light

[Verse 2]
Lost in streets that never sleep
Promises too far to keep

[Chorus]
Shine on me, my endless night
Hold my dreams within your light

[Outro]
Fade away into the night
But my hope will always shine bright

このように、[Verse] [Chorus] [Outro]を区切りながら歌詞を渡すと、Sunoが自然な構成を作りやすくなります。

【歌詞作成のコツ】

テーマを明確にする
例：「別れの後の再出発」「夏祭りの恋」など具体的なストーリーラインを決める。
1行あたり5〜8語程度に抑える
詰め込みすぎると歌いづらくなり、自然なメロディが生成されにくい。
韻やリフレインを取り入れる
コーラス部分は印象に残るフレーズを繰り返すと良い（例：「Shine on me」）。
抽象と具体をバランスよく
「星空の下で歩く」など具体的なイメージを入れつつ、感情表現も織り交ぜる。
日本語歌詞を書く場合
文語ではなく、話し言葉に近い自然な表現を心がける。
漢字とひらがなのバランスも意識する（重すぎず、軽すぎず）。

【プロンプト例：歌詞活用】

例1：英語・ラブバラード

Emotional pop ballad, slow tempo, female vocal in English, using provided lyrics about a love that persists across distance.

例2：日本語・ノスタルジックソング

Nostalgic J-pop song, medium tempo, male vocal in Japanese, lyrics provided about remembering a childhood summer.

【構成タグ編】

【構成タグとは】

構成タグ（Structure Tags）とは、Sunoに楽曲の流れ・構成（パート分け）を伝えるための目印です。特に歌詞を入力する際、各パートの始まりをタグで示すことで、より自然で完成度の高い曲を生成しやすくなります。

タグを使用すると、イントロ・バース（Aメロ）・コーラス（サビ）・ブリッジ（展開部）・アウトロ（締め）といった楽曲構造を明示でき、聞きやすくストーリー性のある曲作りが可能になります。

【使用可能な構成タグ一覧】

| タグ | 説明 |
|:--|:--|
| [Intro] | 曲の冒頭。メロディ導入や雰囲気作りに使う。 |
| [Verse] | 主に物語や状況描写をする部分。Aメロに相当。 |
| [Chorus] | 曲のハイライト。感情やテーマの核心を伝える。サビ部分。 |
| [Bridge] | 曲の中盤に変化をつける展開部。サビへの助走や感情の転換に使う。 |
| [Outro] | 曲の締めくくり。静かに終わる、盛大に締めるなど演出はさまざま。 |
| [Instrumental] | 演奏のみのパート。歌が入らず、演奏や間奏に使う。 |

【構成タグの使い方例】

[Intro]
Soft piano melody over gentle rain sounds

[Verse 1]
Walking through the empty streets
Dreams fading in the neon glow

[Chorus]
Hold on, hold on to the light
Shining far across the night

[Verse 2]
Lonely hearts in crowded rooms
Searching for a place called home

[Chorus]
Hold on, hold on to the light
Shining far across the night

[Bridge]
Even when shadows fall
I will still hear your call

[Outro]
Piano fades into the mist

このように、各パートごとにタグを設置すると、メロディ展開や曲の抑揚が自然になりやすいです。

【構成設計のテクニック】

[Verse]と[Chorus]を最低2回ずつ使うと完成度が上がる
例：Verse1 → Chorus → Verse2 → Chorus → Bridge → Chorus → Outro
[Intro]と[Outro]もできれば入れる
作品に「始まり」と「終わり」をつけると、物語感が増す。
[Bridge]は感情を一段盛り上げる役割
サビだけでは単調になりがちな曲に深みを持たせるために重要。
Instrumental部分も活用する
曲の中にあえて歌のない空白を設けると、感情の余韻を演出できる。

【プロンプト例：構成タグ活用】

例1：バラード構成

Emotional ballad, slow tempo, female vocal, English lyrics with [Intro], [Verse], [Chorus], [Bridge], and [Outro], about longing for a lost love.

例2：アップテンポポップ構成

Upbeat pop song, fast tempo, male and female duet, English lyrics structured with [Verse], [Chorus], [Verse], [Chorus], [Bridge], [Chorus].

【パフォーマンスタグ編】

【パフォーマンスタグとは】

パフォーマンスタグ（Performance Tags）とは、歌唱スタイルや感情表現を細かく指示するための目印です。特定のボーカルパートに感情の強弱や歌い方のニュアンスを加えることで、よりドラマチックで人間味のある歌唱を実現できます。

Sunoではこれらのタグをうまく活用することで、単調な歌唱を避け、聴き手の心に残る表現力豊かな楽曲を作ることが可能です。

【パフォーマンスタグ一覧】

| タグ | 説明 |
|:--|:--|
| [Powerful] | 力強く感情を込めて歌う。特にサビや盛り上がり部分に効果的。 |
| [Soft] | 優しくささやくように歌う。バラードやイントロに向く。 |
| [Intense] | 激しくエモーショナルな表現。ロックやドラマチックな展開で使用。 |
| [Whispery] | ほとんど囁きに近い繊細な声。ドリーミーな曲に適合。 |
| [Passionate] | 情熱的に感情を爆発させるように歌う。クライマックス向き。 |
| [Soaring] | 高く伸びやかに歌う。サビやエモーショナルなブリッジに使う。 |
| [Emphatic] | 特定の言葉やフレーズを力強く強調して歌う。 |
| [Breathy] | 息の混じった儚いニュアンスで歌う。繊細なシーンに有効。 |
| [Playful] | 明るく無邪気に、遊び心を込めて歌う。ポップソング向き。 |
| [Dramatic] | シアトリカルな表現を加え、ストーリー性を強調する。 |

【パフォーマンスタグの使い方例】

[Verse 1]
[Soft]
Walking alone through empty streets
Dreams slipping from my hands

[Chorus]
[Powerful]
I will rise, I will soar
Break through every closing door

[Bridge]
[Intense]
Even if I fall tonight
I’ll fight with all my might

このように、パート単位や行単位でパフォーマンス指定を挿入すると、楽曲に起伏と深みが生まれます。

【パフォーマンスタグ使用のポイント】

コントラストをつける
例：バース（Aメロ）は[Soft]、サビ（Chorus）は[Powerful]にすることでダイナミクスが生まれる。
タグの多用には注意する
必要最小限にとどめ、あくまで自然な表現をサポートする程度に留める。
曲のテーマや感情に合ったタグを選ぶ
例：失恋ソングに[Playful]を使うと違和感が出る可能性あり。
ボーカルの声質とも相性を考える
例：Whisperyなボーカルに[Powerful]を連発すると不自然になる。

【プロンプト例：パフォーマンスタグ活用】

例1：静かなバースと力強いサビ

Emotional pop ballad, slow tempo, female vocal in English, using [Soft] in verses and [Powerful] in choruses, about overcoming heartbreak.

例2：ドラマチックな展開曲

Dramatic rock anthem, medium tempo, male vocal in English, with [Intense] bridge and [Soaring] final chorus, inspired by a hero's journey.

【ネガティブプロンプト編】

【ネガティブプロンプトとは】

ネガティブプロンプト（Negative Prompt）とは、Sunoに「入れたくない要素」「避けたい特徴」を明示的に指示する手法です。ポジティブな要素だけを指定する通常のプロンプトに対して、逆に「これを除外してほしい」と伝えることで、より理想に近い楽曲を得ることができます。

特に「特定の楽器を入れたくない」「ボーカルなしにしたい」「ダークなムードは避けたい」など、明確なNG条件がある場合に効果的です。

※Sunoでは現在、特定の除外設定がすべて公式対応しているわけではありませんが、プロンプト文中で「without〜」「no〜」と記述することで反映されるケースが多くあります。

【ネガティブプロンプトの指定例】

| 除外内容 | プロンプト内の記述例 |
|:--|:--|
| ドラムを入れたくない | "without drums" または "no drums" |
| 女性ボーカルを除外したい | "no female vocals" |
| ギターの音をなくしたい | "without guitar" |
| ダークな雰囲気を避けたい | "avoid dark mood" または "no dark atmosphere" |
| シンセ音を使わない | "without synthesizers" |

【ネガティブプロンプト活用のテクニック】

除外対象は具体的に書く
例：「without distorted electric guitar」など、曖昧な表現を避ける。
ポジティブプロンプトと組み合わせる
例：「Emotional acoustic ballad without electronic instruments」
ムード除外は慎重に
曲の雰囲気を作る大きな要素なので、"no dark mood"などは確実に明記する。
除外指示を多用しすぎない
指示が複雑すぎるとAI側で解釈不能になるリスクがあるため、2〜3点に絞る。

【プロンプト例：ネガティブ指定活用】

例1：インストゥルメンタルのピアノバラード

Emotional piano ballad, slow tempo, instrumental, without drums and without electric guitar.

例2：明るいポップソング（暗いムード禁止）

Upbeat pop song, fast tempo, featuring acoustic guitar and synths, male vocal in English, no dark mood, celebrating new beginnings.

【注意点】

ネガティブプロンプトは必ず反映される保証があるわけではない
反映されなかった場合は、ポジティブプロンプト側をさらに具体的にするのが有効（例：「only piano and strings」など）
必要に応じて複数回リファインを試みるとより効果的

これで、SUNO用「基礎辞典パート」は完了です！

いかがだったでしょうか？

今回は、購入特典として、【応用編｜プロンプト設計テクニック集】をお付けします！

役に立った！と思った方、応援していただけるかた！

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👇 【応用編｜プロンプト設計テクニック集】へ続く！