◎読者様のレビュー

こんにちは。かえると申します。
僕はモテ本＆恋愛本を読むのが大好物です。過去には週刊SPAで「40代ナンパ師」として紹介されたこともあります。（笑）

今回は男女の出会い。ズバリ、ストナン（※ストリートナンパの略称）について語っていく。

あ、僕は三流ナンパ師＆引退状態なので・・・あくまで「参考情報」として読んでいただけたらと思う。

あなたは「マッチングアプリ疲れ」していないか？

「マッチングアプリ疲れ」しているあなたへ。マッチングアプリは強者のツールである。マッチングアプリで得をするのは、恋愛強者の男性だけだ。スペックとルックス（プロフ写真）だけでの競争。そこでは人間性、キャラクターの良さなんて要素は1ミリたりとも考慮されない。

恋愛弱者男性は当たるわけのない宝くじを買わされる。マッチングアプリが出会いのメインツールとなると、どうなるだろう？？？

シンプルだ。世の中で既に勝っているヤツがアプリでも勝つ。

残酷な真実。そこに一発逆転のような出会いはない。恋のドキドキやロマンスなんて皆無だ。

残酷で無機質なスペック競争社会。

僕はマッチングアプリのない時代に結婚した。

僕はアプリのない時代に結婚できてラッキーだったと思う。

（※離婚しちゃったけどね。。。苦笑。でも、結婚自体は素晴らしい体験だし僕の良い思い出だ。）

僕たちは自然に出会い、恋に落ち結婚した。元奥さんとの偶然の出会いは今でも僕の大事な思い出だし、彼女と過ごした時間は僕の最大の宝物だ。

でも今の若者は可哀そうだと思う。テクノロジーは人を幸せにしなかった。テクノロジー（スマホとマッチングのアルゴリズム）は人を不幸にしたんだ。

僕はアプリを全否定している訳ではない。でもこれだけコンプラ規範が高くなった社会で「偶然のトキメく出会い」なんてあるのだろうか。だから手軽なアプリが出会いの主流ツールとなってしまう。

だから「ストナン」なのである。とはいえ、僕も酔狂でこんなことを言っているのではない。ストナンが出会いの主流になるわけがないし、「男たるもの、ストリートでナンパせよ！！」なんて強制する者ではない。

ただ、100人に1人くらいストリートナンパでの出会いを検討する人がいても良いのでは？？？？・・・と思っている次第だ。

少なくとも出会いの選択肢のカードの１枚として存在していても良いのではないだろうか？

それが言いたいだけだ。「ナンパなんてキモい！」と思った方は今すぐ画面を閉じていただいて結構だ。

僕がなぜこの記事を書いているのか？

それは「ストナンしてみたい！」って思うメンズに色々な注意点だったり、わずかばかりのアドバイスを提供したいからなのだ。

まずは「ストナンの歴史」から振り返ってみよう。

ナンパ塾とは何か – 登場の経緯と背景

2000年代、恋愛に不器用な“非モテ男子”たちの間で密かに注目を集めていたのが「ナンパ塾」だ。

当時は草食系男子という言葉がメディアで流行し、恋愛や性的アプローチに積極的になれない若者が増えていた時代。SNSもまだ今ほど一般化しておらず、リアルな出会いの選択肢が限られていた。

そんななか「街で声をかけるスキルを体系的に学ぶ」という新しい試みが登場した。いわば、恋愛コミュ障にとっての“駆け込み寺”的存在だったわけだ。
（※僕がストナンに惹かれるのは、こういった「弱者のためのツール」であることが発端となってたりする）

恋愛工学の登場が、ナンパ界を変えた

2012年、有料メルマガとして突如登場した「恋愛工学」。これはナンパ界における一大エポックだった。

◎メルマガ「週刊金融日記」はこちら

週刊金融日記｜藤沢数希｜note 当月無料！経済、ビジネス、そして恋愛工学についてお届けします。ブログ『金融日記』では書けないディープで具体的な話が満載。 note.com

恋愛工学の画期的だった点は、それまで感覚的だったナンパを“数理的・戦略的”に体系化したこと。

読者層には一流企業勤務のサラリーマンや、外銀マン、理系院卒など、いわゆる“インテリ層”が多かった（→それまでのナンパ師のイメージは、アウトローな社会のはみだし者だった）
金融工学の最新の理論とロジックをベースに、恋愛を「投資とリターン」「リスクと分散」といった経済的思考で捉える
メルマガ購読者たちの間に“緩い絆”のような同志的連帯感が芽生え、クローズドな熱狂的コミュニティが形成された（→ それまでのナンパコミュニティは閉じていて閉鎖的で窮屈なものだった）

ナンパが“本能と根性の世界”だった時代に、「理論と再現性」を持ち込んだ。ここがまさに転換点だった。

緩い絆。「緩い絆理論」でいうと、人的ネットワークは緩いがゆえに強固なのだ。恋愛工学のコミュニティには熱狂があった。僕も熱くなっていた一人だ。

当時の恋愛工学生のスターであるケーゴさんはこう語った。

「金融日記」と題された有料メルマガに僕らは熱狂したんだ。

金融日記が配信されたら、みんな感想を投稿していました。ぼくは金融日記の配信を何よりも楽しみにしていて、月曜日はそわそわしていました。

そして配信された日は、ランチを1人で食べて初めから最後まで熟読して、「今週の金融日記、」で始まるツイートをしました。そしてそれが藤沢数希所長にRTされる、恋愛工学戦士同士で意見を言い合う、というのが一般的でした。

2013〜2015年、ぼくたちは恋愛工学の熱狂の中にいた。

恋愛工学の代表的テクニック

恋愛工学が多くの共感を集めたのは、その“言語化能力”の高さだ。下記はあくまで一例だ。

非モテコミットメント：好意を見せすぎることで女性の“価値評価”が急落してしまう現象
ディスる技術：さりげなく相手をいじることで、上下関係を構築する心理テクニック
ザオラルメール：一度切れた関係に、軽めのメッセージで再接触を狙うアプローチ
モテスパイラル現象：一度モテ始めると連鎖的に“モテ”が強化される現象の言語化

これらの用語が、まるでRPGのスキルのように体系化されていたことで、多くのナンパ初心者にとって「再現可能な恋愛の設計図」に見えた。

トラディショナルなナンパ師たちの再評価

恋愛工学がロジカル系ナンパの金字塔となる一方で、地に足の着いた“現場叩き上げ型”のナンパ師たちも根強い人気を保っていた。
いわゆる「ナンパ塾のスター講師」だ。

ナンパ塾の登場は、日本の「ナンパ文化」に一種の体系化・組織化をもたらした。

従来、ナンパは個人が独自に腕を磨く行為だったが、塾という形でノウハウを共有しトレーニングするコミュニティが生まれたことで、ナンパ行為が半ば「産業化」したといえる。

（僕が考える）代表格はこの3人：

公家シンジ氏：
宮台真司からも一目置かれたナンパ師。
ナンパを通して「都市と身体の関係」を読み解く、哲学的アプローチが話題に。
そのブログはもはや芸術だった。僕は彼のブログに魅せられていた。
ガチで彼の文章を愛していたんだ。。。。（※残念ながら公家シンジさんのブログは閉鎖されている。）

ブログが閉鎖された今、公家シンジ氏の思想・言葉を読めるのは宮台真司先生との対談集「愛のキャラバン」のみとなってしまった。

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現在は引退状態だが、彼の伝説は永遠に残る・・・。

流星氏（流星道場）
：初心者でも成果が出ることを重視した“ナンパの基礎力”にフォーカスした実践派講師。この業界の重鎮だ。

面白いのは、（一部の）恋愛工学をきっかけにナンパに目覚めた人たちが、最終的に「やっぱ現場でのリアルなやり取りが必要だ」と気付き、こうしたストリートナンパ系の塾へ流れていく構造があったことだ。

流星道場 | 黒い彗星の軌跡（３０００人以上の美女をＧＥＴした４０代１５３ｃｍがナンパを伝授します） 黒い彗星の軌跡（３０００人以上の美女をＧＥＴした４０代１５３ｃｍがナンパを伝授します） suiseinanpa.com

■特別枠：岡田尚也氏（岡田TAV）

こちらは異色のナンパ師だ。決して表に顔を出さない岡田氏。その姿を見たモノはいない。

「ナンパ音声」の情報商材を大量に売りまくる。その商材を通じて全国に数多くの信者を抱え続けている。彼の情報商材を通じた収入は数億円規模だとまことしやかに語られる。真相は藪の中だ。

彼の音声商材は僕も買ったことがある。その音声は「すごかった」とだけ、ここでは言っておこう。

「ドロップアプローチ（※「ねえ、じゃがりこ落としたよ？」）」や「ロストアプローチ（※「ねえ、ここら辺でペンギン見なかった？」）」が代表的な声がけルーティンとして知られている。

※上記ツイートの「杉崎puaさん」は岡田TAV門下生で一番有名なスト師だ。

彼の名前でYouTubeをググれば音声動画が出てくる。一見の価値ありだ。

恋愛工学から生まれたスターたち

恋愛工学コミュニティの中からは、後に「独自路線」を築いていくインフルエンサーたちも生まれた。

PuANDA氏：
ストリートナンパにおける“初級者の心理的ハードル”を下げる概念として「ステルスナンパ」を提唱。noteやX（旧Twitter）を活用し、ナンパに限らず幅広い分野の自己改善コンテンツ＆ビジネス系ハック術等で支持を得る。今は自身の形成するコミュニティが一定の層の支持を集めている。今後、本家の恋愛工学コミュニティを凌ぐ存在になるのか？動向が注目される。

PuANDA 研究室｜PuANDA PuANDA研究室は、あなたの「思考と試行」をブーストするための外付けハードディスク。【一般プラン】では、仕事・ビジネ note.com

聖帝サウザー氏：
恋愛工学で得た“人を動かす原理”をもとに、不動産ビジネスや飲食業などを事業展開。今や恋愛界隈よりも“人生論・ビジネス論”で影響力を発揮。Voicyで彼の思想を聞くことができる。

聖丁「聖丁radio〜真実陳列ハラスメント〜」/ Voicy - 音声プラットフォーム カネがあって、女とセックスできて、楽しい仲間がたくさん居る。持続可能で自由で怠惰な暮らしを構築する方法。 voicy.jp

noteでもビジネス情報を中心に活発に発信中。

◎聖丁サウザー氏の最近の事業系ツイート（※一例）

この頃から、ナンパ＝単なる恋愛スキルではなく、“人生の戦略スキル”として解釈されるようになっていった。

（※余談、脱線するが、この文脈で橘玲氏の一連の著作を読むとエキサイティングだ。あ、僕が単に橘玲氏の熱狂的なファンっていうだけかもね。でもナンパ師の持つ「反権力」の思想と橘玲氏の「脱権力」の思想は類似性が高いんだよなー。。。）

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ナンパの民主化とnoteバブル

恋愛工学やナンパ理論が広くネットで流通した結果、ナンパは“限られた上級者だけのスキル”ではなくなった。

誰もがnoteでナンパ理論を書き、コンテンツを売り、オンラインサロンを始める時代へ。けれど、それが市場の“飽和と劣化”も招いた。

薄っぺらい中身のnoteが増加
10万円超えの謎サロンや、高額バックエンド商材の氾濫
「これを買えばモテる」と錯覚したユーザーが、重課金の沼にハマる

善意で書いている人も多かったが、ビジネス臭の強い“情報商材屋”が目立ち始めたのもこの時期だった。
ストリートナンパという徒手空拳で路上に立つ「究極のカウンター・カルチャー」が資本主義の豚となった瞬間だった。

◎講習の細分化：港区講習の闇

ナンパ講習は細分化されていった。ストナン講習だけでなくネトナン講習やクラブナンパ講習等の講習だ誕生した。そのなかでも異色を放っていたのが「港区講習」だ。正直、ネガティブを噂ばかり聞いたというのが僕の当時の印象だ。

■港区講習

港区に生息するセレブ美女を落とすことに特化した講習。六本木や西麻布の夜職(キャバ嬢やラウンジ嬢)の攻略を主眼としている点が当時は新しかった。

かなりハードというか、アレな講習内容だってのはTwitter等で当時から噂されていた。
当時の噂は・・・・
◎講師の言うことには、はい or Yesで絶対服従
◎仕事を辞めること、借金をすること、寝ずに活動することを厭わない
◎高額な料金体系(3か月50万円＋巨額な実費)

港区講習の受講者の体験談がTipsで売られていたので、その無料パートから一部を飲用します。

<仕事>
・「メンタルブロックを壊す」、「今までの価値観を根本から変える」を合言葉に会社を辞めることが良しとされる
・会社員として仕事をまじめにこなすのは「アホ」であり、モテのために多額のお金と時間を投下して活動するのが正義とされる

港区講習の闇を暴露します

<お金>
・講習費用自体は50万円にも関わらず、3か月の講習期間で諸々で100万円超の費用がかかる
・金がなければカードローンの審査を通しやすい人が紹介される(私は実際に200万円以上借金しましたw)
・300万円の商品でも契約書はなし
・お金がなければ数十万円の転売スクールを紹介される

港区講習の闇を暴露します

<雰囲気>
・「無料面談」に参加したらモテない理由を説教される
・「今すぐに50万円のサービスを買わないと、あなたは一生変われません」という圧が強いセールスをされる
・ロゴドンのアイテム購入を義務付けられる(個人差の考慮なし)
・20代前半の若者に韓国ファッションではなく輩系ファッションの着用が命じられる
・貯金が数千万円ある人はフェラーリを買わせる
・京都の某高級ホテルのスイートルームに召喚されて終電の新幹線で向かう
・指定された物件、指定された仲介業者で引っ越しを指示される
・講師が夜の店に同行することは一切ナシ

港区講習の闇を暴露します

港区講習の闇を暴露します | Tips どうも。綾野です。ナンパ講習のジャンルの一つである、港区講習について今回は語っていきます。「六本木や西麻布の美女を口説き落 tips.jp

なかなかスゴイ内容。これって「洗脳」と同様の手法なんだよね。
その人の常識という殻（から）を破って、新たな価値観を注入するメソッド。

「港区講習」と検索すれば色々と受講生のレビュー体験談ブログ等が出てくる。それを読んであなた自身で「港区講習」の是非については判断してもらいたいと思う。

そして歴史は更に暗転する。暗黒時代。ナンパ界最大のスキャンダルが発生してしまったのだ・・・・・・・・・・・。

さあ、ここまでが無料パートだ。

正直に言おう。ストナンはロマンのある行為だ。でも光が強ければ、陰もまた強い。

有料パートでは、その「影」の部分にもしっかり言及する。暗黒部分。そうすることで（仮にあなたがナンパ塾に興味をもったとして）その選択方法のアドバイスになれればと思う。

僕はポジショントークはしない。ニュートラルな視点で「ナンパの良い点」と「ナンパの闇」について言及していく。

後半（有料パート）の内容は・・・・

◎ストナンの歴史（後編）
◎僕の実際に経験したナンパ塾の体験談
◎オススメできないナンパ塾①（※今は政治家のあの人編）
◎オススメできないナンパ塾②（※あのペテン師野郎・編）
◎僕が（個人的に）オススメするナンパ塾はここ
◎ナンパ塾講師一覧（※僕の私見によりセレクト）

・・・・になる。
結論。ストナンなんてできなくて良い。できる必要もない。
でもストナンには男を惹きつける何かがある。僕の心の琴線に触れる何かがあるんだ。その「何か」がある風景をあなたも見てみないか？