はじめに

「上司が自分の意見を受け入れてくれない。」「日々のがんばりを認めてくれない。」

「気分で言うことが変わる人に悩まされてしまう。」「意見を求めてもあまり意見を出してくれない部下がいる。」このような不満や悩みを感じた事はありませんか。そしてこのような悩みの解決策をご存知でしょうか。ちなみにその解決策こそがこの影響力で、一体何なのかというと、ただ人に影響を与え、他の人に注目される力というだけではありません。人々の行動をうながす力のことで、言いかえると、自分の思い通りに相手に行動してもらう力です。そんな影響力を身に付けるための情報をお伝えできたらできたらと思います。

カリスマ・天才・インフルエンサー。どんなとき代にも人のことを惹きつけて離さない人を動かす強大な力を持つ人というのは存在します。ネット社会の発展SNSの流行とともに、影響力の重要性は、誰もが欲しがる力、ビジネスに必須のスキルになりつつあります。

影響力がある人、カリスマ性にたけている人、こういった人たちに共通する特徴とは何でしょうか。あなたはどんな人から影響受けていますか。どんな人の言葉を信じますか。

「皆が貪欲になっているときこそ恐怖心を抱き、皆が恐怖心を抱いているときこそ貪欲であれ。」これは世界一の投資家ウォーレン・バフェットの言葉です。あなたがお金を運用してみようと迷っているとき、バフェット本人からこの言葉を教わったとしたら、この言葉は座右の銘になるほどはっきりと記憶に残るでしょう。なぜなら１１歳で株式投資を始め1代で10兆円を超える財を稼いだバフェットの言葉だからです。もし同じ言葉を証券会社の若い男から受けたらどう感じますか。あなたは

「何を偉そうに。やばい銘柄でも買わせるつもりでしょ。」とか「誰かの名言のパクリでしょう。」と反発を覚えるのではないでしょうか。このように同じ内容の言葉であっても誰が言っているのかでその言葉から受ける印象が大きく変わってきます。人は同じ内容でも信頼した相手の話に耳を傾けるということです。ウォーレン・バフェットには実績があり信用できる人だからこそ、その言葉を聞こう信じようと思えるのです。そう言われても「私には何の実績もないしやっぱり影響力を持つためには実績が必要なのか。」と思われるかもしれません。しかしそうではないのです。私たちは信頼できる特別な人の言葉だけを信じるわけではありません。ときには初めて会ったばかりの人のアドバイスに納得しますし、たまたま読んだ本の知らない人の名言に心動かされることもあるんです。その裏にはテクニックが隠されています。もちろんたまたまそのテクニックを使っている人もいます。しっかりと理解して有効活用している人もいます。影響力のある人は聞き手にとって「信用できる話し手となる方法」を知っているのです。

影響力のある人だけが知っている秘密のテクニック

影響力のある人は次の3つのステップを踏むことで効率的に聞き手の信用を得ているのです。