痩せるためには筋トレは必須

ダイエットするときに筋トレってされていますでしょうか？タンパク質と筋肉は切っても切れない関係にあります。タンパク質の話をする前に、密接に関係のある筋肉の話をします。痩せるためには筋トレは必須なのです。なぜなら効率的に痩せるためには基礎代謝を上げる必要があるからです。基礎代謝とは、人が生きていく上で必要となるエネルギーで、運動を意識的にしなくても、勝手に消費してくれるカロリーです。例えば心臓の鼓動や脳・内臓を動かし、筋肉を作りかえるために使われています。

そこで基礎代謝の内訳を見てみますと、筋肉のための代謝が22%、脳が20%、肝臓が21%、心臓が9%、腎臓が8%、その他が20%となっています。筋肉もある程度の割合を占めているのです。つまりこの基礎代謝を上げることができれば、勝手に消費してくれるカロリーが増えますので、痩せやすく太りにくい体を作ることができます。

ではどのくらい痩せやすくなるのか？3ヶ月で1キロ以上の差が出る場合があります。筋肉の量の違いによって筋肉を作りかえるために使われるエネルギーの量が大きく変わるからです。まず人の体の筋肉は、日々筋肉量全体の1.8%つくりかえられています。これは筋肉が分解されて合成されているということです。そしてこの筋肉をつくりかえる作業には1キログラムあたり541キロカロリー必要といわれています。例えば筋肉量12キログラムのAさんは、0.22キログラムの筋肉が毎日つくりかえられています。1日あたり117キロカロリー消費されるということです。筋肉量が23キログラムのBさんは1.8%である、0.41キログラムが毎日つくりかえられています。つまり1日あたり筋肉の作り変えに224キロカロリー使われていると言うことです。

ここでこの2人の消費エネルギーの差は1日107キロカロリーです。3ヶ月後には9630キロカロリーの差が出ます。体脂肪1キログラム落とすためには約7200キロカロリーの消費が必要とされていますので、筋肉量の多いBさんはA3さんよりも1.3キログラム分体脂肪を減らすことができるわけです。1年で計算すると5キログラム以上の差が生まれるわけです。筋肉を減らすと太りやすくなり増やすと痩せやすくなると言うわけです。ダイエットに成功した人がリバウンドしてしまったという話をよく聞きますが、その原因の1つが筋肉の減少です。ダイエット中に体脂肪と一緒に筋肉まで落ちてしまって基礎代謝が下がってしまったことが原因だったりします。