twitterで、『ムダ知識』を配信している、くるりんです。

会社員として働く、もしくは新しくビジネスを始めるうえで、必要なスキルがあります。

それは、「説明能力」です。

「説明能力」＝「仕事の能力」　と言って過言ではありません。

周りの成功している人をよく見てください。　みんな、説明が上手なハズです。

例えば、パソコンを買いに電気屋さんへ行ったとします。

店員さんは、丁寧にパソコンについて説明してくれるでしょう

店員　「パソコンは、どんなことに使うのですか？」

客Ａ　「インターネットショッピングや、ＳＮＳの投稿なんかしたいです。」

店員「そのくらいなら、スマートフォンを　おすすめ　しますね」と言われるでしょう。　

それではパソコンは買いませんね。

客Ｂ　「動画の編集とか、コンピューターグラフィックなどを書くのに使いたいです。」

店員「ＯＳは、windowsかMacのどちらがいいですか？」「メモリや容量はどの位を検討してるのですか？」「予算は？」などと話してくるでしょう。

その時、決して客Ｂは、「何が違うのですか？」と、聞いてはいけません。

客Ｂは、店員に永遠と、パソコンのスペックの話をされることになるでしょう。

そして、店員の話に飽きた客Ｂは、「分かりました、もう少し検討してみます」と答えるでしょう。

これもまた、パソコンは買いませんね。

パソコンを買いに行ったのに、買わないで帰って来てしまいました。

　ところで、店員は説明能力が低いのでしょうか？

　客の説明能力が低いのでしょうか？

こんな会話が、ビジネスシーンだったら、ゾッとしますね。（ある意味、ビジネスシーンではありますが）

「分かりやすい説明の仕方研修」

＜目次＞

　１．「伝える」ポイントを考える

　２．目的・意図を明確に

　３．話の構造を考える

　４．話の展開を考える

　５．実際の話し方をトレーニングする

　６．最後に

１．「伝える」ポイントを考える

　あなたがこれまでに見聞きした説明で、分かりやすかった説明を思い出して下さい。

　→　なぜ分かりやすかったのかを考えてみましょう。

①伝える側の意図が不明瞭

・「事実」と自分の「意見」の切り分けが出来ていないと、相手が判断を下すのを難しくしてしまう。

・自分自身が、伝えるべき内容を十分に咀嚼してないと、目的が分かりにくい、メリハリのない伝え方になってしまう。

②相手の立場で捉え直すことが出来ない

・相手が知りたいことが何かを意識せずに、自分の言いたいことがを一方的に伝えようとする。

・相手が自分と同じレベルの知識や情報を持っている前提で伝えようとする。

・普段、一緒に仕事をしている間柄だから細かいところまで伝えなくてもいいと考え、必要な情報も省略してしまう。