「セガって、なんでまだ残ってるんだろう？」

ふと思ったんですよね。サターンもドリキャスも、スペックは本当にすごかったのに、どうにも商業的にはうまくいかなかった。

当時ワクワクしながら発売日を待ってた自分としては、やっぱり「惜しい…」って気持ち、すごく覚えてるんです。

それでもセガは、消えなかった。

むしろ、いまはIPでしっかり稼いでる。

その姿を見てると、
「あれ、これって発信者として生きてる自分にもヒントになるんじゃないか？」
って思ったんですよね。

SNSでもnoteでも、発信してるといろんな感情が押し寄せてきます。

「なにを書けばいいかわからない」
「頑張って投稿したのに誰にも見られない」
「フォロワー減ってちょっと落ち込んだ」
「アルゴリズムの変化に振り回されてる気がする」
「スベったらどうしよう、怖い」

どれか一つでも心当たりがあったなら、セガのやらかしの歴史は、ちょっと面白くて、でも真面目に学べる先生になってくれると思う。

広げすぎて息切れしたセガ、だからこそ分かる「絞る力」

セガって、昔、任天堂にもソニーにも正面から勝負を挑んだんですよね。

サターンを出したあたりなんて、両方に勝とうとして、結果的に体力を削られちゃった。

で、終わった。

…って言いたくなるけど、終わらなかった。

これは、発信にもすごく似てると思っていて。

XもThreadsもYouTubeもnoteも、ぜんぶ手を出したくなる。でも、やってみるとわかるんですよね。

「これ、全部は無理だ」って。

だからこそ私は、自分の“居場所”を決めて、そこをじっくり耕すようにしてる。

全部取ろうとして、何も手に入らないより、一つの場所で根を張る方が、たぶんずっと強い。

すごさが伝わらなかったドリキャスと、「響かない投稿」

ドリームキャストって、今思えばすごく先進的だったんですよね。

でも当時、正直「何がすごいのか」がいまいち伝わってこなかった。

なんとなく、ぼんやりしてて。

これって、noteやSNSで投稿してるときの“空振り感”と似てると思いませんか？

「いいこと書いたのに、反応ゼロ」
「自分では手応えあったけど、誰にも響かなかった」

こういうときって、たいてい“内容”よりも“伝え方”にズレがある。

タイトルがフワッとしてたり、導入がもったいなかったり。

だから最近は、キャッチコピーとか、書き出しの一言にめちゃくちゃ力を入れてます。

それだけで、同じ内容でも読まれ方が変わるから。

「伝える」って、やっぱり技術なんだなと、しみじみ思います。

スベったことがあるなら、それはあなたの“強み”だ

セガがハード事業から撤退して、IPビジネスに全振りしたとき、私たちは「終わった」と思ったかもしれない。

でも、違った。

『ぷよぷよ』も『龍が如く』も、今では「セガ＝面白いゲームを作る会社」って印象が定着してる。

これって、あの時ちゃんと「失敗を活かす」方向に舵を切ったからだと思うんです。

で、ふと自分に置き換えるんですよ。

noteでバズらなかった記事、スベった企画。

「黒歴史」って思ってるその投稿たち、消してませんか？

私も正直、消したくなるときはある。

でも…ちょっとだけ残しておいてみると、思わぬ再発見があるんですよね。

「ああ、当時の自分、こういうことで悩んでたんだな」
「なんか熱量だけはあったな（笑）」って。

その“熱さ”が、逆に人の心を動かすんです。

完璧じゃなくていい。むしろ、ちょっとドジった話のほうが、「あ、自分もそうだった」って思ってもらえる。

発信って、結局そこが一番大事なんじゃないかなって。

セガの“占いの館”が教えてくれる、「寄り道」の効能

で、そんなことを考えてたときに、最近ふと見つけたのが「GPTs 占いの館」。

……名前だけで、ちょっと笑った。

セガの「占いの館」って、昔ゲーセンにあったの覚えてます？
なんか、ちょっと怪しくて、でも不思議と惹かれる空間。

それが今、AIで再現されてるんです。

しかも、これが意外と…沁みる。

「今日の運勢は？」
「この選択、どう思う？」

ってふと聞くと、AIがすごくやさしく返してくれる。

なんていうか、データじゃなくて、“気配り”で返してくれる感じ。

最初は「へ〜」くらいの軽い気持ちだったんですけど、何回か使ってみたら、
「あれ、これnoteに置いたら面白くない？」って思い始めたんですよね。

占いって、単なるツールじゃなくて“対話”なんですよ。
ファンとの距離が、ふっと縮まる装置というか。

noteという「自分の城」の中に、小さな“遊びの間”ができる。
そんな感じ。

セガが「ハード」から「IP」に切り替えて、新しい風を呼び込んだみたいに、
自分の発信にも「ちょっと寄り道のスペース」を作るのって、すごくアリだと思います。