① なぜ年収1,000万でも不安が消えないのか

年収が上がれば、
お金のことで悩む時間は自然と減っていく。
ずっと、そう思っていました。

実際、数字だけを見ればそうだと思います。

共働きで、世帯年収は1,300万円を超えた。
住宅も購入し、ローンも組んだ。
NISAやiDeCoを使って、投資も続けている。

いわゆる
「ちゃんとやっている家庭」
だと思います。

それでも、
夜にふと考えてしまう瞬間があります。

このままで本当に大丈夫なのか。
何か見落としていることはないのか。

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🚗 例えば、車の買い替えを考えたとき。

欲しい車はある。
値段も分かっている。
ローンを組めば、月々の支払いも計算できる。

数字だけ見れば、
「買えなくはない」。

でも、そこで判断が止まります。
• 本当に今なのか
• 少し待った方がいいのではないか
• 教育費が本格化したら後悔しないか

誰かが
「買っていい」と言ってくれれば楽なのに、
最終的に決めるのは自分です。

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🏠 住宅ローンも同じでした。

5,000万円を超える借入。
金利、返済期間、繰上返済。

ネットには、
• 「早く返した方が安心」
• 「投資に回した方が合理的」

正反対の意見が並びます。

どれも間違いではない。
でも、
自分にとっての正解はどこにも書いていない。

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一番しんどかったのは、
お金が足りないことではありません。

失敗できない金額の判断を、
自分一人で引き受けている感覚
でした。

若い頃なら、
多少の失敗は取り返せた。

でも今は違う。
一つの判断が、
何年も家計に影響します。

その重さを、
誰も代わってくれません。

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節約すれば安心できるかというと、
そうでもありません。

我慢を続けていると、
ふと、こう思います。

何のために頑張っているんだろう。

投資も同じです。
やっていれば安心、
そんな単純な話ではありません。

情報を追うほど、
自分の判断に自信がなくなることもあります。

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この年収帯は、
実は一番ややこしい位置にいます。
• 贅沢はできる
• でも、何も考えずに使えるほどではない
• 余裕はある
• でも、失敗を笑って済ませられるほどではない

比較すればするほど、
残るのはこの問いだけです。

自分の場合は、どうなんだ？

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振り返ると、
不安の正体ははっきりしていました。

お金の知識でも、
収入の多さでもない。

「判断の基準がないこと」
それが一番の原因でした。

基準がないから、
• 毎回悩む
• 毎回立ち止まる
• 毎回、同じ不安を繰り返す

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② この年収帯が一番やってはいけない判断

年収が上がると、
選択肢が一気に増えます。

それ自体は悪いことではありません。
ここまで積み上げてきた結果です。

ただ、
この年収帯に入ってから
無意識にやってしまっていた癖がありました。

それが、

基準を持たずに決めること
でした。

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住宅ローンも、
大きな買い物も同じです。
• 繰上返済した方がいいのか
• 投資に回した方がいいのか

どちらも正しそうに見える。

でもそのとき、
自分の家計を基準にしていなかった。

ネットの情報、
SNSの意見、
周りの話。

それらを集めて
「良さそうな方」を選ぼうとしていました。

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車の判断も同じでした。

欲しい。
でも不安。

この間を行ったり来たりする。

ここで一番よくなかったのは、
感情と情報を混ぜたまま判断しようとしたこと
です。

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もう一つ、
よくやっていたのがこれ。

「とりあえず今は決めない」

慎重に見える。
でも実際は、
判断を先送りしているだけでした。

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気づいたのは、
この年収帯で一番やってはいけないのは、

正解を探して判断しようとすること

だったということです。

正解は人によって違う。
なのに、
誰かの正解を当てはめようとする。

それが、
判断を一番苦しくしていました。

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ここから先では、
自分が実際に使っている
「壊れない判断の順番」
を具体的に書いていきます。

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ここまで読んで、
• 判断にいつも疲れている
• 毎回同じところで迷っている
• 「自分の場合」を知りたい

そう感じた方だけ、
続きを読んでください。