大人数が集う場では傍から見てもこんなにがんばっているのに、息つく暇もないほど動き回っているのになんだか損しているなと思ってしまうメンバーが必ずいたように思える。その存在なしには場が成立しない、そして当の本人もそれをわかっていてそうしていたのだが不憫だった。筆者も、そういった立ち回りだったように思えて仕方がない。当著へふれる方に声を大にしたいのは、そのポジションにいる人物は間違いなく好人物であるということだ。これだけ「失敗談」から語ってくれる筆者もそうだが、人を見極める上でも大切なヒントが実は詰まっているのである。