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はじめに

こんにちは、サルモリです。

今回はChatGPTのAPIを使用せずに自動化する方法をご紹介致します。

この情報はPythonのソースコードを紹介していきます。

本を書いたので、ぜひコチラをご覧ください。

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https://amzn.to/3ILk8BM

APIを使用しない方法を考えた背景

ChatGPTのAPIを使わないで自動化する方法を考えたかと言いますと、純粋に高いからです。

上記の表をみると、安くみえますが、何回も使うと結構バカになりません。

日本語の場合ひらがな1文字1トークン以上、漢字1文字２～３トークン以上と長文の回答を求める場合、結構痛い出費となります。

gpt-3.5-turboはまだ安いですが、GPT-4以上のモデルとなるとかなりお金が掛かってしまいますよね。

私の場合、ChatGPTのサブスクも契約しているのに、別途のAPIの料金がサブスクの月額以上となり、馬鹿らしくなりました笑

そこで、どうにかして別の方法で自動化したいと考えて考えて考え抜いて唯一できた方法が今回ご紹介する方法です。

APIを使用したPythonメソッド（ChatGPT4、ChatGPT3.5)

下記はChatGPTAPIのメソッドです！APIキーを取得して、どうぞお試しください！

OPENAI_API_KEY = "APIキー"
# 非同期クライアントの初期化
client = AsyncOpenAI(api_key=OPENAI_API_KEY)

async def get_chatgpt_response(prompt):
    try:
        response = await client.chat.completions.create(
            model="gpt-4",  # GPT-4モデルを使用
            messages=[
                {"role": "user", "content": prompt}
            ],
            max_tokens=4190
        )
        return response.choices[0].message.content  # `.content`を使用
    except Exception as e:
        print(f"エラーが発生しました: {e}")
        print("トークンが超えました。次の動画の処理を実行します。")
        return None


async def get_chatgpt_response3(prompt):
    try:
        response = await client.chat.completions.create(
            model="gpt-3.5-tarbo",  # GPT-3.5モデルを使用
            messages=[
                {"role": "user", "content": prompt}
            ],
            max_tokens=1000
        )
        return response.choices[0].message.content  # `.content`を使用
    except Exception as e:
        print(f"エラーが発生しました: {e}")
        print("トークンが超えました。次の動画の処理を実行します。")
        return None

今回ご紹介する方法のデメリット

購入した内容と認識のずれが生じるのはこちらとしても嫌なので、APIと比べたデメリットからお伝えします。

APIを使った場合と比べて応答は遅い。

ChatGPTの画面を開いてレスポンスを取得するため、APIを使うよりも応答は遅くなります。

Webシステムやアプリには組み込めない。

今回お伝えする内容はWebシステムやアプリには組み込めません。

理由としては、やり方が下記のライブラリを使用する方法だからです。

import pyautogui
import pyperclip

これらのライブラリを使った方なら分かると思いますが、プログラム上からキーを押すイメージです。

例えば、下記ならCtrl＋Vを押すというイメージです。

pyautogui.hotkey('ctrl', 'v')

この方法で実現するので、Webアプリやアンドロイドアプリなどには、組み込めません。購入を検討する際はご了承ください。

使う場面としては、ファイルに応答をまとめたいやChatGPTのレスポンスを自動的にツイッターに投稿したいなどの要望は叶えることができます。

いつかエラーが起こる場面もある。

プログラムからキーを入力する方法のため、意図しないことも起こります。

例外の対応もしているので、基本的にはプログラムが止まらないようにはできています。

しかし、どうしてもできない場合もありましたので、ご了承ください。そういう場合がどのような時に起こりえるのかお伝え致します。滅多に起こりえないので、その点は安心頂ければと思います。

「続きを見る」ボタンが出た時の対応

ChatGPTでは、とても長いレスポンスの場合は「続きを見る」というボタンが表示されると思います。その場合も今回紹介するプログラムでは対応できません。プログラムが止まるわけではありません。

でも、プログラムを改良すれば、解決できると思います。

新規のチャットを使う

新規のチャット限定です。そのため、同じチャット内で反復して質問することは行えません。毎回新規のチャットを生成するイメージです。

APIでいう「role:Assistant」が使えないイメージです。しかし、Assistantの文字数も料金に含まれてしまうので、そんなに問題ない部分かなと思っています。

制限がある

ChatGPT4以上のサブスクに契約している方なら分かると思いますが、使いすぎると、「〇〇時間までお待ちください。」と制限が掛かります。

上記のChatGPT上の制限はどうしようもできません。

以上がデメリットです。続けてAPIに比べたメリットをご紹介します。

今回紹介する方法のメリット

続けて、今回紹介する方法にもAPIに比べていくつかメリットがあるので、ご紹介します。

使ったら使った分だけの料金がかからない

なんといってもAPIに比べて一番の魅力的な点は料金がかからないことです。

GPT4以上の場合はサブスクの料金はもちろん掛かりますが、契約してしまえば使い放題です！（制限は除く）

GPTsも使用できる

私もある程度使ってから気づいたのですが、現在のAPIはWeb BrowserなどのGPTsを使用することができません。

今回使用する方法では、使うことができます。正直かなり便利です！

ご購入にあたっての注意点

・Pythonの知識

ある程度Pythonのソースコードは読めるようにしてください！

といっても、繰り返し文、if文、リストを理解していれば大丈夫です！

他の処理に関しては、ChatGPTの画面と一緒に解説していきます！

・環境について

私の環境では、WindowsにPython 3.12.1をインストールし、Visual Studio Codeで行っています。

他の環境では、動くか分からないのでご了承ください。

プログラムの内容に関しては出来る限り記事内で解説させて頂きますが、各環境に対する動作保証やサポートは行いませんので、ご了承ください。

ライブラリのインストールなどはVisual Studio Code上での操作となっております。

PythonとVisual Studio Codeのインストール方法も載せておきます。

必要なアプリは、Chromeが必要です。

・その他お願い

ソースコードは存分に使って頂いて構いませんが、ご紹介する内容でブログなどでの公表などは辞めて頂きたいです。方法を公開することもとても悩んだため、申し訳ありませんが、ご了承お願いします。

さいごに

以上でAPIに比べたメリット、デメリット、ご購入にあたっての注意点を紹介致しました。

各メリットとデメリットを見た上で、購入するかご検討頂ければと思います。

私も毎日使っているプログラムのメソッドなので、自動化したい方にとっては絶対に役に立つと思います！

ご購入頂いた内容では、下記のように「〇〇の色のみ答えてください。」の質問に対して、Pythonを使用して回答を自動的に取得するメソッドをお伝えします。下記の場合、「りんごの色は、主に赤、緑、黄色です。」を取得して変数に設定できればゴールとします。せっかくプログラムで取得するので、複数の果物に対してやってみます！

その他に、GPTsを使う方法やエラーがどうしても出てしまう点など、今まで使ってきて、分かった点は全て共有していきます。

それでは、ご購入頂ければ幸いです！