こんにちは! 　鈴木貴之です。

本記事に興味をお持ちいただき、ありがとうございます!

本記事がどういう内容かと言うと、一言で表すと「コンサルタントのような視点で自分の事業のビジネスアイデアが生まれてくる本」です。

ただ、「ビジネスアイデア」と言うと、何かそれをすると大きな結果が生まれて、事業がそのとたんに好転していく。

そんな内容をイメージされている方が多いように感じます。

今までうまくいっていなかったけど、「これだけやれば大丈夫!」みたいな・・・。

本記事で紹介する「顧客創造旅マップ」は、ある意味で言えばそのような「ビッグなアイデア」です。

なぜなら、これを知っているかいないかでは、あなたの自身の事業に対する見方が全く異なるものになるからです。これを知る前と知った後では明確に違いが生まれます。

本書の副題が「自社の集客コンサルティングが自分でできるようになる方法」となっているのは大げさではなく、「顧客創造旅マップ」を理解することで

●あなた(の事業)を全く知らなかった人がその存在を知り

●「これは私の為の商品・サービスだ!」と思ってもらい

●壁をできるだけ感じさせずに顧客への階段を上がり

●リピート客となり

●最終的にはファンとなる。

そんな「道筋」を本記事ではご紹介しているのです。

それは言わば

「今までは目的地の方向性についてはなんとなく分かっていたけど、どうやってそこまでたどり着くかの詳細についてはおおざっぱにしか把握していなかった」

そういう状況と同じです。

しかし「顧客創造旅マップ」をベースに考えていくことで、最短で目的地につけるようになるのです。

地図なしと地図ありでは、目的地に到着できるスピードが全く異なるでしょう。「顧客創造旅マップ」を持っているかどうかもそれと同じなのです。

私は、大きな事業の発展とは決して「ひとつの大きなアイデア」から生まれるものではないと思っています。

野球で例えると、一回のホームランで入る点数は満塁時にも 4 点が最高です。しかしながら、9 回のうち 1 回だけホームランがあっても、1 回ごとに 1 点だけを入れるチームに、そういう一発屋のチームは勝てないのです。

そういう「一つの大きなアイデア」で当たる確率は、実は 9 回に 1 回当たるというよりも、宝くじで高額当選するようなものです。

でも、宝くじはギャンブルです。でも事業は違います。そんなギャンブル的な要素は避けなければなりません。

では、どうすれば良いのかと言うと、自分の事業の中、特にこの書籍においては自社の集客の中でいかに改善できるところを見つけ、そしてそれを地道により良くしていく。これに尽きます。

ひとつひとつの「あなたのことを知らない人がファンになるまでの過程」を細かく見通して、その過程ができるだけスムースになるように仕組みを作っていくのです。

事業の本質を見られること、それこそがコンサルタントの条件です。

言ってしまえば、レントゲンのようなものです。

レントゲンを通して医師は私たちの体の中がどうなっているか分かります。コンサルタントも「レントゲン・ビジョン」のようなものを持っていて、あなたが通常診ることができない事業の骨組みを見ることができ、その結果どこが悪いか診断し、適切な処置を施せるのです。

レントゲンの機械は何百万円もしますが、本記事はそんなにしません。しかし、実際本書の内容を理解し、そして使いこなせばそれくらいの価値があるものだと私は考えています。

本記事をじっくりと読んでいただき、ご自身の事業に対して「レントゲン・ビジョン」を身につけてもらい、自分で改善点を発見し、そしてそれを実行していく。それらのひとつひとつの組み合わせが事業の発展に寄与しないはずがありません。

あなたの事業の益々の発展を祈りつつ・・・

鈴木貴之

塩釜 BTC ビジネススクール

第一章自社が顧客に提供できる価値を明確にする

この最初の章ではまず始めに事業に集客していくという観点から最も重要な部分について考えていきたいと思います。

下記の 2 つの質問に答えてみてください。