はじめに

ぶっちゃけ、会議で発言できなかったり、プレゼンで頭真っ白になったり…しんどいですよね？

私も、昔はマジで話し方コンプレックスの塊でした。

発言しようとすると心臓バクバク、頭真っ白。プレゼン前日は眠れないし、当日は手ぇ震えて資料もまともに持てない。電話が鳴るだけで胃がキリキリ。アポ取るのすら苦痛。マジで。

思い返せば、学生の頃から「もっとハキハキ喋れんのか」「声ちっさすぎ」とか言われっぱなし。社会人になっても、上司から「君、優秀なんだけどさ、もっと意見言わないとね」って毎年言われる始末。でも、どうすりゃいいのか分かんなくて、ただただ悩むだけ。

転機？ありましたよ、クソみたいな失敗が。

クソ重要なプレゼンで、準備したこと全部吹っ飛んだんです。マジで頭真っ白。会議室で3分くらい立ち尽くしましたね。冷や汗ダラダラ、足ガクガク。周りの視線が痛すぎて、この世の終わりかと思いました。

その日、家に帰って鏡見ながら誓いましたね。

「もう二度と、あんな惨めな思いはゴメンだ」って。

そっからは、マジで考えつく限りのこと試しましたよ。

話し方教室？行きました。ボイトレ？受けました。スピーチ練習会？参加しました。専門書読み漁って、オンライン講座も受講。YouTubeで話し方動画見まくって、録音アプリで自分の声、何回も聞き直す。通勤電車の中でもコソコソ練習したりね。

でも、最初は全然ダメ。マジでヘコみました。

教室で習ったテクニックなんて、本番じゃ全然使えない。練習会じゃ緊張で声出ない。録音した自分の声、キモすぎて聞くに堪えない。「俺（私）には無理ゲーなのかも」って、何回も諦めかけました。

そんな時、ある先輩に言われた言葉がグサッときたんです。

「完璧目指すからダメなんだよ。できることから、ちょびっとずつでいいじゃん」

その一言で、なんか吹っ切れました。

完璧な話し方なんて目指さなくていい。今の自分にできる、ちっちゃな一歩からでいいんだって。例えば、会議でマジで一言でも発言してみる。電話苦手でも、最初の「はい」だけはハキハキ言ってみる。プレゼン全部完璧じゃなくて、一番伝えたいことだけに全集中、みたいな。

そうやって、ちっさな成功体験を積み重ねてったら、だんだん自信ついてきました。声の震えとか、手の汗とかも減ってきた。前は恐怖でしかなかった電話も、今じゃ普通にこなせる。

もちろん、今でも完璧じゃないですよ？

大勢の前で話すときは、やっぱまだ緊張します。

たまに言葉詰まることだってあります。

でも、それが「普通」なんだって分かったんです。別に完璧じゃなくていいんだって。

この教材は、そんな私のリアルな経験と、いろんな人から学んだことをギュッと詰め込んだものです。話し方で悩んでるあなたの、何かしらの突破口になれば。そんな気持ちで、本気で書きました。

第1章：基本を押さえろ！話し方の鉄則3つ

「会議で意見言えねぇ…」「プレゼンで緊張してパニック…」「商談で全然伝わらん…」

そんな悩みを抱えてるあなたに、まず叩き込んでほしい事実があります。 話し方なんて、やれば絶対上手くなるスキル だってこと。なんでかって？効果的な話し方には、ちゃんと「法則」があるからです。その法則を理解して、実践すれば、誰だって確実に成長できる。これ、間違いないです。

まずは、最重要テク「PREP法」から。これ知らないとマジでヤバい。

■PREP法で論理的にブッ刺せ

PREP法ってのは、Point（結論）→Reason（理由）→Example（具体例）→Point（まとめ）の順番で話を組み立てるテクニック。これ使えば、「結局、何が言いたいの？」状態を回避して、相手に確実に「伝わる」話し方ができるようになります。

具体例、見てみましょうか。

【ダメな例】

「えーっと、この商品、すごく良くてですね、性能もかなり高いですし、それに価格もお手頃なんで、ぜひ…」

↑ 何が言いたいか不明。即、却下。

【良い例（PREP法）】

「結論、この商品を強くお勧めします（Point）。

なぜなら、コストパフォーマンスが業界No.1だからです（Reason）。

実際に、先月導入されたA社様では、関連経費を30%も削減できました（Example）。

ですので、この機会にぜひご検討ください（Point）。」

↑ 明確。分かりやすい。説得力ある。

PREP法の練習？カンタンですよ。

身近なネタで練習（好きな映画のオススメ理由とかでOK）
箇条書きでP・R・E・Pを書き出す
声に出して練習あるのみ
録音して客観的に聞く（これマジ大事）

■「間（ま）」を制する者は会話を制す

「間」、これ話し方でマジで重要な要素。多くの人が沈黙を怖がって早口になったり、変な「えー」「あー」で繋いじゃう。でも、適切な「間」は、あなたの話を劇的に魅力的にする『武器』になるんです。

効果的な「間」の取り方、覚えといてください。

文の切れ目：1秒
段落の切れ目：2秒
重要なポイントを言う前：2秒
相手の反応を見たい時：3秒

【実践トレ】

新聞とか本とか、声に出して読んでみてください。句読点で意識的に「間」を取る練習。最初は「え、こんなに止まるの？」って思うかも。でも、これが相手にとっては一番聞きやすいリズムなんです。マジで。

■具体的に話せ！抽象論はゴミ箱へ

抽象的な表現じゃ、相手は理解できないし、印象にも残りません。「具体性」こそが、あなたの話を相手の心にブッ刺す鍵です。

【抽象的 → 具体的に変えろ！】

「品質が良い」→「5年間の品質保証付きで、故障率は業界平均の半分以下です」
「作業が早い」→「通常3日かかる作業を、当社なら24時間以内に完了できます」
「使いやすい」→「ユーザーの8割が30分以内に使用方法をマスターしています」

実践のためのチェックリスト（常に意識しろ！）

□ 数値やデータ、入ってる？
□ 具体的な事例、挙げてる？
□ 比較対象、明確？
□ 時間や期間、ハッキリ言ってる？

これらのテクニック、一瞬で身につく魔法じゃないです。でも、毎日意識して練習すれば、必ず上達します。まずは今日から、これやってみてください。

PREP法で自己紹介を再構築してみる
新聞音読で、「間」を意識しまくる
普段の会話で、具体的な表現を使うよう心がける
↑ これらを組み合わせて、短いスピーチ練習
録音して、ダメなとこ見つけて改善

大事なのは、完璧を目指さないこと。ちょっとずつでも確実に前に進めば、話し方なんて絶対上手くなります。マジで。話し方で悩んでるあなたも、この基本を押さえれば、徐々に自信持って話せるようになる。保証します。

「上手く話せない」って悩み、絶対に変えられます。そして、話し方が変われば、ガチで人生変わりますよ。

さあ、今日から一緒に、もっと「伝わる」話し方、目指しましょう！この章で学んだ基本、まずは身近な場面から試してみてください。絶対、新しい景色が見えてくるはずです。

第2章：声を磨け！トーンとスピードを自在に操る