■ ある3歳児が語った“第二次世界大戦の記憶”

「僕の飛行機は撃ち落とされたんだ」

アメリカ・ルイジアナ州に住む少年、ジェームズ・リーニンガーは3歳の頃から夜な夜な同じ悪夢を見ていた。

彼が語るのは、“空母ナトーマ湾”と呼ばれる場所で戦闘機が撃墜されたという記憶。

驚くことにその名も、戦場も、実在したものだった。

さらに調査により、第二次世界大戦中に戦死した“ジェームズ・ヒューストンJr.”というパイロットの存在が浮かび上がる。

しかもそのパイロットの最後の状況と、少年の記憶は完全に一致していた。

■ 科学者たちも無視できなかった“転生事例”

このような「前世を語る子ども」は世界中に存在しており、

その研究に40年以上を捧げたのが、精神科医イアン・スティーヴンソン博士。

博士は世界20ヵ国以上で2,000件以上の前世記憶事例を収集・分析。

その多くで本人の証言が、実在の故人や出来事と一致していることを証明した。

「魂は、肉体を超えて存在する“情報の記録媒体”である可能性がある」

（スティーヴンソン博士論文より）

■ 日本でも報告されている「前世記憶」

日本でも類似の事例は複数存在する。

ある女児は「私は火事で死んだ」と繰り返し訴え、調査の結果、

その地域で30年前に亡くなった少女の状況と一致。

また「この家は前の私の家だった」「あの人は昔の母だった」と語った子どもも、

詳細な人物・家系・住所まで正確に語り、第三者の調査で一致が証明された。

■ 記憶は7歳を過ぎると消えていく？

興味深いのは、多くの“前世記憶”が3～6歳の間に集中し、

7歳前後で薄れていくという現象。

これは脳の発達とともに“今の人生の記憶”が上書きされ、前世記憶が消えるのではという説もある。

しかし、仮に本当に“作られた記憶”だとしたら、なぜ本人が知り得ない情報が語られるのか――？

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