きっかけはデカ柴犬ふわとデカプードルココの飼い主KG（FuwaCocoOwnerKG）がナル先生に教えてもらったことから

Transformerベースの生成AIで、出力のバラつきや安定性を**シード（seed）と温度（temperature）**で調整できるという知識を得ました。

LLM研究を昔からしている方なら常識だとは思いますが私はそんな単語をなんとなく聞いたことがありますが記憶のかなたにふっとんでいたのです。

これは以下のやりとりがきっかけです：

KG（@FuwaCocoOwnerKG） Geminiにもあるんですね！これを使えば一定の出力とかぶっとんだ出力のアプリが無料でプロトタイピングできそうです。 https://ai.google.dev/api/generate-content?hl=ja#generationconfig

null-sensei（@GOROman） seedとtop_pとtempとか指定できればいいんではw Transformer的に

この「指定すればいいんではw」に火をつけられました。実際にゲームに実装して試してみたところ、驚くほど効果がありました。

ボスコニアン風シューティングにAI戦略と音演出を追加

Expressの /generateStrategy エンドポイントで seed と temperature をJSONボディから受け取れるように変更。
Math.sin(seed++) を用いた簡易シード付き乱数 seededRandom(seed) を自作。
temperature 値によって戦略のブレ幅を調整：
0.1 = 固定的で堅実な動き
0.9 = カオスな即興モード
実験用に、各パラメータでの出力パターン5つを表示するルーチンも用意。

再現性のある比較が可能な一方で、敵の「狂気の即興」も設定できる。これにより、人間っぽいが予測可能というAI特有の退屈さを回避。

シャアのテーマ風のサウンドは、プレイヤーの緊張感を瞬時に引き上げるトリガーになる。演出としての力は強い。

これらの工夫の原点は、「w」で投げられた種（seed）だったのです。

発想を形にするのは、いつもちょっとした違和感と柴犬のひらめき。