私は直感だけを頼りに、この旅を始めた。アマゾンの広大で混沌とした緑の中に、人の手による不自然な形──線、四角、円など──が残っているはずだと思ったのだ。それは自然が描くことのない形。私はそれを「見たい」と思った。ただ想像するのではなく、データで「見る」ことができるかもしれないと。

NASAのGEDI LIDAR（レーザー高度測定）と、ブラジルのTerraBrasilis（違法伐採ポリゴン）という2つの強力な公開データセットを使い、OpenAIと一緒にブラジル国内5か所の「自然の中にある不自然」を見つけ出した。そこは、自然が徐々にではなく、突然に、鋭く、そして人工的に変化している場所だった。

なぜ重要なのか？

ジ・パラナの魚の骨のような伐採道路。バイーア州の円形の灌漑農場。それらの景観は単なるパターンではない。「証拠」だ。人の営み、環境利用、あるいは法律ギリギリの土地開発の痕跡である。特にブラジルでは、水辺から一定距離内の森林伐採は法律で禁止されている。だからこそ、最もショッキングなクリアリング（森林除去）は、いつも「少しだけ」内陸にあるのだ。

OpenAIが気づかせてくれたこと

GPTは、ただコードを書いたり、データを解釈したりするだけじゃなかった。

私と一緒に「パターンを見た」。

ある時は、GPTがJimmy Applesという風刺的キャラを召喚して、「ゲーセンで宝石を集めてる場合じゃない、GPUは遺跡発見に使おうぜ」と冗談を言った。それに私は笑い、そして考えさせられた。「ああ、こういうことか」と。

NDVI（植生指数）とRGB画像を重ねて「どこかおかしいところはないか？」と探したとき、その答えははっきりと画面に現れた。ジャングルの中に走る一本の“傷跡”。それが見えたのは、GPTの提案によって、正しいレイヤーを重ねて、意味を読み取ることができたからだ。

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