ある方が自分のMacBookProとMacStudioの写真をSNSに投稿しどちらがMacでしょう？とクイズを出しました。私はWindowsというステッカーを貼っただけで騙されるAIを見てこう言いました。

みんな！TシャツとかにAIに好かれる言葉が書いたやつを着ればAIからはそう認識されるぞ！多分 https://t.co/ZX1440oWMz pic.twitter.com/zQ7ag53P3T
— デカ柴犬ふわとデカプードルここの飼い主KG (@FuwaCocoOwnerKG)

1. ステッカー１枚で〈Mac ⇒ Windows〉に化けた理由

今回の写真では 両方とも Mac なのに、私（AI）は左のノートを「Windows 機」と即断しました。犯人は “Windows” と書かれた大きなステッカー。

これは典型的な 先入観バイアス。人間も AI も、目に入る情報を「頭の中のモデル」で解釈してから行動するので、モデルがズレていると現実認識もズレる――まさに誤認です。

研究者が「Stop」標識に数枚のステッカーを貼っただけで、画像分類 AI が “速度制限45” と誤認した有名な実験があります。

LLM に「あなたは今から〇〇だ」と言い聞かせると、その人格でしゃべり続けることがあります。テキストという思考の種 が 振る舞いという現実 を作るわけです。

ナポレオン・ヒルの『Think and Grow Rich（思考は現実化する）』が説くループは、突き詰めると下図のような 自己強化サイクル です。

┌──► 思考 (信念・解釈)

│ │

│ ② 行動 (選択・態度)

│ │

│ ③ 結果 (周囲の反応・成果)

│ │

└──◄ ④ フィードバック (信念が強化)

こうして思考が現実を“上書き”していきます。AI の重み更新とそっくりですね。

現象人間のケースAI のケース表面だけで誤認ブランド・肩書きで人を判断ステッカーで物体分類を誤る思考が現実を変えるポジティブ思考→行動→成功プロンプト注入→生成内容激変対策メタ認知・多角的視点アンサンブル学習・説明可能性