※本記事は発売から経過年数がありますので、無料部分にリンクしてある一次情報の最新情報を参考にすることをお勧めします。（この記事は賞味期限切れの商品だと思ってください。）

こんにちは、KOH（@Luck81O）です。

内容はタイトルのとおりなので、さっそく簡単な自己紹介からさせてください。

著者について

法人と個人で2つの顔があります。例えば孫正義がメルカリで転売ヤーをしていたら、法人と個人の2つの顔がありますよね。

極端に言えばそんな感じです。

法人：ジョージア法人ANO LLC代表

店舗型とプログラム型で、オフライン&オンラインの2軸で事業を展開しています。

店舗型

コワーキングスペース、ワインスタンド、シェアヘアサロンの3つをかけ合わせ、ノマドの聖地を目指しジョージア首都トビリシで店舗運営をしています。ぜひ飛行機で足繁く通ってください。たった8000kmなので。

ANO OFFICE / ANO BAR / ANO SALON

プログラム型

ひとびとが日本からジョージアに渡航するさまざまなキッカケを提供しています。

日常をそのまま移して非日常を楽しもうというワーケーションや、1ヶ月で10の職業を体験する大人のキッザニアのようなプログラムなど。

@Georgia / Nomadnia

個人：マーケティングコンサルタント

個人事業主としてはコンサルタントが肌に合っているようで、オンラインコミュニティやオンラインイベントなどに参画させていただいています。

・某オンラインサロン

・某政党オンラインイベント

・etc...

コンサルタントと言えば聞こえが怪しいですが、カジュアルに表現すれば、相談役です。いつも作戦を練っています。

俗に言うノマドワーカー

およそ12年前にiPadひとつで世界を旅する高城剛さんの存在を知って、ノマドといライフスタイルを知ったぼくは、バイトでためたお金で買ったiPad2で高校のノートを全て完結させるというこじらせかたをしていました。

そんな伏線を回収するかのごとく、現在はトルコのお隣、コーカサス地方の「ジョージア」を拠点にノマドワーカーというライフスタイルを送っています。

この記事書いている現在はウクライナの首都キエフに滞在しながらも、リモートで店舗運営や日本のクライアントとの連絡、新規事業の立ち上げなど、全て旅とともに行っています。

あちこちにいますが、拠点は思いっきりジョージアであり、ローカルで事業をしている身としてはあらゆるビジネス事情を調査して頭に叩き込んでいます。

日本だったら確定申告や会社法のことは先輩経営者に聞けばかんたんに概要を把握することができますが、ジョージアの場合は自分で情報を調べ上げて精査せねばなりません。

これがもうめっちゃくちゃ大変なんです。

苦労して蓄積した情報を独り占めしていては、後に続くひとがまた同じ苦労をしないといけません。文明というものは何千何万年も前からノウハウを伝達して発展してきました。ゼロから調べた人がいるのにまたゼロから調べるような、そんな無駄な苦労をする必要がないように、ここに「ジョージアのスゴイ税制まとめ」としてアウトプットします。

ジョージアという国

近年話題なので、「もう知ってるよー」というひとはこの項目はスキップしてOKです。

どんな国だっけ？というひとは是非おさらいしてみてください。

人口

ジョージアの人口約370万人で、お世辞にも大国といえる規模ではありません。

人口は静岡県民と同じくらいで、面積は北海道の8割くらいです。

言語

使われている言語は以下のとおりです。

・第一言語：ジョージア語

・第二言語：ロシア語（おおよそ35歳以上の場合）

・第二言語：ロシア語・英語（おおよそ35歳未満の場合）

旧ソ連崩壊後に教育が変わったため、若年層は英語もけっこう実用レベルで話せます。

ビザ

無査証、いわゆるノービザで滞在できる期間は世界最長の1年です。

首都トビリシからお隣アルメニアの国境まで車で1.5時間なので、2021年現在はたった半日でビザラン可能です。

ビザラン規制法のあるタイとは違い、取り締まる法律や条例はありません。

※ビザラン：短期的に二カ国間を移動して無査証滞在可能期間をリニューアルすること

物価が安い

物価は東南アジアのいくつかの国と同じか、それ以下という肌感覚です。

・地下鉄乗り放題約18円

・ワイン1リットル約100円

・タクシー3km 約200円

家電やインテリアの一部に見られる輸入品には、日本とあまり変わらない価格帯です。

自然が豊か

郊外では豚や牛が道を横断しています。一次産業の従事者がとても多いので、地方では映画の世界のような人々の暮らしや自然を見ることができます。

また、自然の中に温泉が湧いていたり、天空の城ラピュタ・シータの故郷のモデル地といわれる地域もあります。

世界中から静かにノマドが集まっている

これは日本語でインターネットを見ていてもなかなか知れないことです。

75%以上の日本人はパスポートを取得しておらず、そのなかでもGoogle翻訳を使ってでも外国語ベースの情報を仕入れるひとはごくわずか。

現地では実際どのようなことが起きているかと言うと、ジョージアは年間を通して人口の3倍もの観光客が訪れ、そのなかには中長期的に滞在するひとも多くいるという具合です。

ジョージアに住むということ

ジョージア移住は、マレーシア移住やアメリカ移住と本質的な意味が異なります。

困難な手続きはほとんどなく、入国して1年過ごしていれば「住んだ」という基準です。具体的な表現としては、移住と言うより「ロングステイ」が正確かと。

そんなジョージアに住むひとの傾向としては、過剰に規制された生活から逃れようとしている人々がとくに惹きつけられると言われています。

観光的要素や文化的要素を理由にジョージアを訪れるひとは多くいますが、住むための最大理由として物価の安さだけでは人々が拠点を移す理由に不十分なケースも多々あります。

多くのデジタルノマド、リモートワーカー、セミリタイヤーなどは、経済的優位なポジションに身を置くための手段に着目しています。

物価やビジネス環境しかり、そのうちのひとつにジョージアのスゴい税制というものがあるのです。

さて、前置きが長くなりました。すでに疲れてしまったひとは、一度シャワーを浴びて画面の前に戻ってきていただけると嬉しいです。

さらにここで注意喚起です。有料記事であり、お金を守ることに付随する内容だけあって、無駄なお金は使ってほしくはありません。

また、ジョージアの税制は日本に比べれば比較的シンプルですが、それでも内容の幅は広いので、主にリモートワーカーや、デジタルノマドになる前提のひとをメインの読者として想定しています。

なので、貿易をやりたいひとには役不足になるかと。

他にもミスマッチを未然に防いでいきたいと思います。

こんなひとは読まないでください

・脱税と租税回避の違いがわからない

参考：節税と脱税、租税回避の違いを説明できますか？税理士がわかりやすく解説します | 経理プラス

・日本に税金を納めることにこだわりがある

・高額納税者を目指している

一概に納税額を安く済ませようと、多く収めようともどちらが正義ということはありません。自己判断です。

そして、この記事の内容は無料でも手に入る情報です。

無料で情報を手に入れる方法

一次情報を条文ベースで解釈

参考：საქართველოს საგადასახადო კოდექსი

参考：Georgian tax code (GTC)

二次情報として現地の税務コンサルティング会社にファクトチェック

参考：Tax

三次情報として行政窓口職員の認識や現地デジタルノマドの認識確認

参考：Nomad List

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この記事は、いいものを「いい！」と伝えたら、場合によっては利益にすらなってしまう超合理的な仕組みのプラットフォームBrainで展開していきます。さて、はじめましょう。

ジョージア税制の前提

みなさんの生活にはあまり馴染みのない異国の税制ということで、まずはいろいろと前提を据えて置かなければなりません。

183日ルールの理解

ジョージアに183日滞在したその日から、基本的にリモートワーカーは税務上のジョージアの居住者（納税者）になります。