価格競争に巻き込まれないためのズラし戦略

誰よりも頑張ってるのに「売れない」。

それ、売り方じゃなくて、市場のせいです。

こんな悩み、ありませんか？

売れる商品を出してるのに、競合に埋もれて売れない

売れるけど価格競争で利益が残らない

アカウント評価も悪くないのに、回転が止まってる

Product Researchや落札履歴を追っても、差がつかない

その原因は「売り方」ではなく、

売る市場がズレているからです。

このnoteでわかること：

「売れる商品」じゃなくても戦える。ズラしとは？

ライバルの少ない市場って、どこにある？5つの切り口で探せる！

今の商品、ちょっと場所を変えるだけで売れるかも。その具体的なやり方

バズじゃなくて「じわじわ語られてる商品」を軸にする戦略

SNS×eBayの合わせ技で、検索されなくても買ってもらえる流れを作る

こんな人に読んでほしい：

売上が月5〜10万円あたりでずっと止まってる

出してるの、いつも定番商品ばっかり

出品や発送に追われすぎて、もうしんどい

「売れたら勝ちでしょ」と思ってたけど、最近それだけじゃキツい気がしてきた

第1章｜あなたの商品が売れない本当の理由

eBayをやってると、ある時から「ん？なんか伸びないな…」って壁にぶつかる時があります。

たとえば、こんな状態

売れてるって聞いた商品なのに、全然反応がない

Product Research通りに出したけど、アクセスすらこない

他の人は売れてるのに、自分はなぜか価格を下げてもダメ

これが伸び悩み・売れ行き停滞の状態です。

「売れてる商品＝売れる」ではない現実

eBayでは多くのセラーが、「落札履歴」「Product Research」「売上ランキング」を元に売れてる商品を探します。

しかしそれはあくまで、

過去に
他のセラーが
他の文脈・市場で

売れたという記録にすぎません。

つまり、「売れた商品を真似すれば売れる」は、既に飽和した市場に入っていく戦い方という事です

価格競争の罠：頑張っても利益が出ない

売れている商品に新規参入すると、多くの中級者がこうなります：

・結局、値下げしか手がなくて、どんどん利益が削れてく

・送料込みにしたり、写真もめっちゃ気をつかうけど…そのぶん疲れる

・毎日リサーチも出品もがんばってるのに、なんか結果がついてこない売れたとしても、作業量だけ増えて、利益は微増か横ばいという状態に。

商品が悪いのではなく、市場がズレている

売れない原因、実は商品じゃないことが多いんです。

問題はその商品をどこで・誰に・どう見せてるか。つまり、市場のズレ。

たとえば

・eBay.comでは飽和してたけど、ドイツだとライバルほぼゼロ

・カジュアルに見せてたけど、コレクター向けに寄せたら高く売れた

・普通のタイトルだったけど、SNSでバズってたワード入れたら反応激変

こんなふうに「見せ方」「売る場所」がちょっとズレてるだけで、本当は売れる商品も埋もれちゃうんです。

中級者こそハマる「正しいリサーチ」の落とし穴

eBay中級者にもなると、ちゃんとリサーチして仕入れも工夫してるし、

写真もタイトルもがんばってる。

なのに、売れないことがある。…なんで？

実は、「他の人が売れたから」って理由で同じことやっても、

うまくいかないことがあるんです。

大事なのは、どんな文脈で売るか。

商品が良くても、ズレた場所で売ってたら、やっぱ売れにくい。

ここから学べること

商品そのものを変えなくても、

「売る場所」や「見せ方」を変えるだけで、結果ってわりと変わるんです。

誰に・どこで・どう売るか？

そのズラしが、実はすごく効いてきます。

売れないとき、「あ、商品がダメなんだ」って思いがちだけど、

実は売り方の設計がズレてるだけってこと、けっこうあるんです。

第2章｜市場をズラす5つの切り口

どこで・誰に・どう売るかで、売れ方は劇的に変わる

前の章でも少し触れましたが、

売れない原因は「商品そのもの」じゃなく、「市場とのズレ」にあることが多いです。

じゃあ、どうズラせば売れるのか？

この章では、実際にズラしを効かせるための5つの視点を紹介していきます。

① 地域をズラす｜eBay.comだけが市場じゃない

eBay出品者の9割以上がeBay.com（米国）をメイン市場にしています。

しかし、それは最大の激戦区です。

ところが、

eBay.de（ドイツ）
eBay.fr（フランス）
eBay.com.au（オーストラリア）
eBay.ca（カナダ）
…と、eBayは国ごとに市場が分かれています。

たとえば

・日本の茶道具 → フランスでは日本文化好きな層に高値で落札されてる

・G-SHOCK → ドイツだとビジネス用アイテムとして意外と人気

・フィギュア → オーストラリアはアニメ文化がまだ新鮮で、けっこう高く売れる

アメリカで売れない＝世界中でもダメ、ってわけじゃない。

視点をちょっとアメリカ以外にズラすだけで、競合が減って単価が上がることもある。

② 認識をズラす｜「何の商品か」を変える

eBayのバイヤーは「自分に必要だ」と思った商品しか買いません。

そのため、商品の認識＝タイトルや説明文の切り口が重要です。

例：

「中古G-SHOCK」ではなく「Military Tactical Watch for Outdoor」

「湯のみ」ではなく「Japanese Tea Ceremony Cup for Meditation」

「メモ帳」ではなく「Japanese Stationery for Aesthetic Journaling」

同じ商品でも、「これって誰向け？」って視点を変えるだけで、売れる相手もガラッと変わる。

これは誰に、どんな価値を届けるモノなのか？一回そこから見直してみると、売り方も変わってきます。

③ 時期をズラす｜売る“タイミング”が勝敗を決める

・トレンドが来た時には、すでに飽和している

・トレンドが去った後に、逆にファンが残っていることもある

「売れる時期」は意外と他人とズラすことで独占できます。

活用アイデアのいろいろ

・TikTokでバズったやつ → 動画が出たその直後が勝負

・季節商品の逆張り → 真夏にこっそり防寒グッズ出しとく

・アニメの再放送や映画化 → そのちょい前にグッズを準備しておく

「今売れてる」じゃなくて、「次に来る」タイミングを読めると強い。

④ ターゲットをズラす｜誰に売るかを変える

商品は「何か」だけでなく、「誰に売るか」で価値が変わります。

たとえば

・「男性向けの腕時計」→ 実は女性が贈り物で買う需要のほうが熱いかも

・「文房具」→ アート系やデザイン職向けのこだわりツールとして再発信

・「レトログッズ」→ Z世代にとっては逆に新鮮なリバイバル文化で刺さる

「誰が買うか」をズラすだけで、売れる値段もガラッと変わる。

この商品、誰にどんなストーリーで届けるのが一番ワクワクするか？

ちょっとそこを妄想してみると、見え方変わるかもしれません。

⑤ 販路をズラす｜検索ではなく発見で売る

eBay内検索だけに頼らず、SNSやYouTubeなどの発見型メディアを活用する手もあります。

たとえば

・Instagramでそのジャンルの投稿をして、eBayの商品にゆるく誘導

・TikTokで「Japanese Stationery haul」って紹介して、コメ欄にリンク

・YouTubeで「最近買ってよかった輸入アイテム」としてしれっと出す

「検索される」のを待つんじゃなくて、見つかっちゃう状態をつくる。

商品をただ置くんじゃなくて、語られるモノにできると強い。

検索だけに頼らずに売れる流れ、作っていこう。

まとめ：ズラしは勝ち筋を変える行為

地域をズラす　→　ライバルのいない市場へ

認識をズラす　→　購買動機が変わり、単価UP

時期をズラす　→　出品タイミングで先行者に

ターゲットをズラす　→　商品の価値が変わる

販路をズラす　→　発見される商品へ

この5つの“ズラし”をうまく組み合わせると、

単に「売れないのをなんとかする」って話じゃなくて、

「売る場所を変えて、ちゃんと勝ちにいく」って考え方ができるようになります。

次は、そんなズラし戦略で実際に結果を出した人たちの事例を紹介していきます