【ジュニアサッカー】Ｊ下部組織セレクション合格のための親子練習ガイド

はじめに

プロサッカーチームの下部組織に入るためのセレクションは、お子さんのサッカーキャリアにおける大きな挑戦です。このガイドでは、ヨーロッパの強豪国（スペイン、ドイツ、オランダ、フランス）の育成方法を取り入れながら、お子さんがセレクションに合格するために必要な技術と、それを親子で練習する方法を詳しく解説します。

サッカー経験が少ない「素人パパ」でも実践できるよう、各練習の目的、具体的な方法、ポイントを丁寧に説明しています。この教材を活用し、お子さんと一緒に楽しみながら上達を目指しましょう。

目次

セレクションで求められる能力

基本技術の習得ボールコントロール
パス
ドリブル
シュート
ファーストタッチ

個人戦術の理解と実践
身体能力の向上
メンタル面の強化
親子で行う週間トレーニングプラン
セレクション前の準備と心構え

セレクションで求められる能力

プロチームの下部組織のセレクションでは、単純な「上手さ」だけではなく、以下のような要素が総合的に評価されます：

基本技術の正確さと安定性：パス、トラップ、ドリブル、シュートなどの基本技術
状況判断力と戦術理解：プレー選択の適切さ、ポジショニング
身体能力：スピード、持久力、敏捷性、バランス
メンタル面：積極性、チャレンジ精神、協調性、集中力
ポテンシャル：今後の成長可能性

この教材では、これらの能力を効果的に育むための練習方法を紹介します。

　そして、息子があるJ下部のセレクションで最終まで行き、練習参加もさせて頂いたけれども落ちてしまった原因は、「ボールに関与する時間が少なかった。もっと触って欲しかった。」ということでした。

　ボールが回って来ないのは仕方がない、のではなくボールをもらえる場所にいない、という「ボールを持っていない時の動き」も重要だったと分かった瞬間でした。

　その後、別のセレクションで合格を頂いたので良かったですが、その気付きは重要でした。

　しかし、そもそもの基本技術がしっかりしていなければ、残れないので、この教材でしっかりと上達のステップをお伝えできればと思います。

基本技術の習得

ボールコントロール

ボールコントロールは全ての技術の基礎となります。スペインのラ・マシアやオランダのアヤックス育成アカデミーでは、幼少期からボールフィーリングを重視しています。

準備するもの：

サッカーボール1個（空気圧は少し低めにすると初心者は練習しやすい）
平らなスペース（公園、庭、室内でも可）
忍耐強い気持ち（上達には時間がかかります）

段階的練習方法：

ステップ1：静止ボールからの基本練習

ボールを地面に置き、片足の甲（靴紐がある部分）で軽く浮かせて、同じ足の甲で受け止める練習をします。
これを10回連続で成功するまで繰り返します。
次に、ボールを浮かせて反対の足の甲で受け止める練習をします。
両足で10回ずつ成功したら次のステップへ進みます。