第一章：才能とは何か？

突然ですがあなたは『才能』についてどのようなイメージを持っていますか？

『才能は生まれながらにして与えられたもの』

このようなイメージを持っている方が多いと思います。

そして、あなたは今、自分に才能があると思っていますか？

もし自分に才能があると思っていない場合、世の中で天才と言われている人と比べて『生まれながらにして、持っている才能が違う』と自身の才能を発揮して活躍することを諦めているのではないでしょうか。

しかし、そのように、自身の才能を諦める必要はありません。

なぜなら才能とは『生まれながらにしてもっているもの』ではなく

『生きていく中で造り上げていくもの』だからです。

才能は例えるなら、長い人生の中で徐々に積み上げていく積み木のようなものです。

生まれた時点ではまだ、あなたの才能という名の積み木は土台しかない状態です。

しかし、土台だけの状態から様々な経験を積むことで、自分だけの積み木が徐々に積み上げられていくようなイメージです。

そのため、あなたが持っている才能は生まれた時点で決まっているものではなく、刻一刻と成長し、変化していくものです。

そのように考えると、世の中で全く同じ才能を持っている人間は存在しません。

全世界八十億人もいる人類、その一人一人は、それぞれ全く異なった

人生を歩んでおり、その過程で様々な経験を通して独自の考え方や特技を身に付けます。

つまり、この世に同じ積み木を積み上げる人は存在しません。

あなたが『自分には才能がない、、、』と思っていても、実はあなただけにしかない才能が、あなた自身が気づいていないだけで、確実に眠っているのです。

では、あなたが自身の才能に気づいていない場合、どのようにして才能を明らかにすればよいのでしょうか？

先ほど、才能のことを積み木だと例えましたが、あなたが自身の才能を自覚していないということは、自身の積み木の構造を理解していないということです。

そのため、あなたが今までどのようにして、どのような積み木を積み上げてきたかを、知る必要があります

自分の才能がどのようなものなのかを知ることで、その才能を十分に発揮できる場所で、あなたは成功を収めることができるでしょう。

そして、自身の才能を知る上で大切になってくるのは、積み木の最初の土台

よりも、そのあとの大部分を形成する積み木たちの形を知ることです。

つまり、今までの過去を振り返り、自身の才能(積み木の形)を深く理解し、その才能を生かせる分野に情熱をもって取り組むべきなのです。

そこで本書では、実際にどのようにして、自身の過去を振り返りあなたの『才能』を見つけるか。

具体的な方法を示すことで、あなたがより豊かな人生を送ることを目的としています。

そして、あなたがこれから才能をさらに伸ばすために意識するべきポイントを挙げました。

才能を発揮し、情熱を持って打ち込める物事にまだ出会えてないあなたの助けになればそれ以上の喜びはありません。

『才能は誰にでもあるもの』です。

あなたに眠っている才能を見つけ出し、より豊かな人生を送れるようにしましょう！